滋賀県 建築設計事務所/住宅/店舗 設計[家吉建築デザイン]

滋賀/京都/近畿圏を中心に、住宅・店舗設計をする事務所のブログ。ライフスタイルにあった機能的で美しい空間を提案します。
Architectural Design IEKICHI BLOG
 
大地への祈り

先日の休みを利用して神戸市にある竹中大工道具館に行ってきました。会場では「祈りのかたち-知られざる建築儀式の世界-」と題し、地鎮祭や上棟式といった建築にまつわる様々な儀式が紹介されており、中でも仕事上よく参列させて頂く地鎮祭に関しては大変興味深い内容でした。古くから母なる大地を掘り返し変質させてしまう事への恐れは古今東西を問わず工事関係者の一大関心事であったそうで、世界各地でもGroundbreakingなど同様の儀式を行うことが知られているそうです。日本では古来より土地、樹木、建築などさまざまなものに神が宿ると考え、そこに人の手を加えるときには「祈り」を捧げることで神々の御心を鎮め安全を祈願します。そういった「祈りのカタチ」が現代社会でも継承されていることに感動するとともに、その根源にある考え方、人と自然と建築の豊かな関係を忘れてはいけないと思いました。家吉U

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キッチンの利き手

人生で初めてのマイキッチンは、築50年のアパートに添えつけてある古いキッチンでした。最近のアパートのキッチンと違って、可愛い白のモザイクタイルが貼ってあったり、広々としていて、古いけれど愛着の持てるものでした。右側にコンロ、左側にシンクがありました。そして、最近引越しをしまして、2台目のマイキッチンは、新築アパートのピカピカの新品キッチンです。前のキッチンよりも作業台の幅が狭いのですが、あまりそこは気にならず。最近ふと気になったのは、ガスコンロとシンクの位置です。私は左利きで、2台目のキッチンは左側にコンロ、右側にシンクがあります。まな板の上で野菜を切るとき、左にシンクがあった方が使いやすいと気づきました。お料理をお皿に盛るとき、右側にコンロがある方が盛りやすいと気づきました。あくまでも私の意見ですが…気づいてしまったからには、気になって仕方ありません。ネットで調べてみると、左利きキッチンは左側にコンロと書いてありました…私とは逆です。皆さんの意見を聞きたくて仕方がない今日この頃です。 家吉A

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道具

日常で使う道具は長く使い続けたいものです。質感やデザイン等それを選ぶ基準は幾つかありますが、自分が選び買ったものは長く使い続けています。 長く使っているとそれに対して愛着が湧いてきます。そうするともっと大事に使う。道具は消耗品です。いつかは使えなくなりますが、そういった所にも美しさがあると思います。 家吉S

 

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心地よい道具と器 03

韓国出身で現在山口県で白磁の作品を焼かれている

崔在皓(チェジェホ)さんのぐい呑。

崔在皓さんの作品は洗練された美しさと使い易さを兼ね備え、

こか弱々しくもあり、優しくもある

チェジェホ

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勉強机のキャビネット

この春から小学校にあがった長男のために勉強机のサイドに置くキャビネットを製作しました。シナを薄くスライスして積み重ねたシナ積層合板という素材をメインにその特徴を生かしながら取手など細かなディテールにもこだわりデザインしました。シナ積層合板は合板ではありますが無垢の板といっても良いくらいに綺麗でまた反りや狂いが少ない家具には適した材料ではないかと考えていました。今回製作をお願いさせていただいたのは滋賀県湖南市で家具デザイン・製作を手掛けておられるスタジオ901さんです。以前より一緒にお仕事をしたいと思いながらようやく実現にいたりました。スタジオ901さんの作品は、一本一本の線がとても大切にされていてキリッとしたフォルムの中にふとした優しさやぬくもりが感じられるところがとても好みで家吉の創る空間とも相性が良いと感じています。◆このキャビネットを長男がどのように活用していくのか、どのように我が家の空間に溶け込んでいくのかとても楽しみです。

家吉B

 

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山桜のトレー

我が家の食卓を彩ってくれる山桜のトレー。表情や木目、手触りをそのまま楽しめるよう極力シンプルにつくられたこのトレーは、私のお気に入りの一枚です。山桜の材質はとても素直で反りや狂いが少なく水にも強いため、器の材料としては非常に適しているそうです。木の器は使っていくと油分が抜けていくので、少し表面がカサついてきたらオイルで拭き取ってあげる事により表面が落ち着き、色合いも艶やかによみがえります。使えば使うほど愛着が沸き、自分にとってもっと大切なものになっていく。これは木という素材の魅力、手仕事で作られたものの魅力だと思います。 家吉U

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ピッチャー

お茶を冷蔵庫に保存するためのピッチャーを買いました。プラスチック製かガラス製か迷ったのですが、悩んだ末にガラス製にしました。選んだのはKINTOのウォータージャグです。佇まいが美しく、シンプルで洗いやすく、「妨げないデザイン」というコンセプトに惹かれました。KINTOの本社が彦根にあるというのも親近感が湧きました。冷蔵庫にガラス製のピッチャーにお茶を入れると結露がつくのですが、逆にその結露がお茶の冷たさを強調して、おいしそうなお茶に見せてくれます。これはガラス製のピッチャーしか出せない良さでもあるのかなと感じております。 家吉A

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クメール織物

テキスタイルデザイナーの森本喜久男という方が取り上げられていました。森本さんはカンボジアで生活をされていて戦争によって失われた織物文化を蘇られた人物です。すごいのは現地で生活をして職人、染める顔料、糸の原料の蚕を育て、現在は村になるまで作り上げた。このことについて森本さんはこれを伝統を作ったと言っておられました。私の中では伝統は受け継ぐものだという認識しかしていませんでしたが、<伝統は作るものなんだよ>と言っておられる姿がすごく印象に残りました。それから森本さんが言う伝統の意味はなんだろうと考えていています◆私の思う伝統は歴史の積み重ねで完成した技術が伝統と呼ばれていて、その技術をいつの時代であっても使うことができるように守り続けていくこと。これは森本さんの言う伝統とは違うように感じます。番組を見ていて、森本さんは職人との対話を大事にしているように思いました。職人の感性を尊重することが伝統を作るに繋がっているのかもしれません。伝統を作るという言葉にはどこか新しいことを受け入れることができる、受け継ぐにはない柔軟さがあるように思います。森本さんが言う伝統は、完成した技術なんかはなくて、新しいことにチャレンジして技術を常に磨き続けることなのではないでしょうか。◆今回の情熱大陸は楽しく見ることがでました。クメール織物もすごく綺麗で、職人さんたちはアーティストである自覚を持っていて、それぞれの感性で作品を作っていました。いつか実物を見ようと思います。家吉S

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心地よい道具と器 02

松本のクラフトフェアで購入した鈴木努さんの木のトレイ。

少し湾曲した優しいフォルムがとても気に入っている。

家具製作もされていて、とても丁寧ないい仕事をされる。

家吉T

木のトレイ

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滋賀の木で作る滋賀の椅子 SHIGA CHAIR

先日、滋賀の木で作る滋賀の椅子「SHIGA CHAIR」を見せていただく機会を得ました。滋賀県立大学で教鞭をとっておられるデザイナーの南政宏先生がデザイン。製作を岐阜の飛騨産業株式会社さまが担当された椅子です。特徴は滋賀県のナラ材が使われていること。滋賀県のナラ林ではナラ枯れが広がり、管理のために東近江市では薪に使う取り組みがされているようです。しかし、薪に使ってしまうには惜しい樹齢の木もあるようでそれらを樹齢に相応しい椅子の材料として利用できないかというところから始まったプロジェクトです。滋賀県のナラは木目がしっかりと色濃く、重厚感のある表情です。滋賀県を代表する椅子となって欲しいという思いのもとに名付けられた「SHIGA CHAIR」の名の通り、デザインはシンプルで美しく、使い勝手に配慮された細かな作りこみや手触りも良いものになっています。◆マイナスの状況から新たな価値を生み出す。もしくは眠っていた価値を引き出す、素晴らしい取り組みだと感じました。滋賀県にはまだまだ眠っている可能性があるのかもしれませんね。

家吉B

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